最終更新:2013年7月19日 レポート編《PCオーディオの「タブー」に挑む!》

2020年10月
「上級編」でVortexBoxを紹介していますが、
新たに、Windowsのfoobar2000を使って、音楽サーバを構築しました。
面白いサーバ案があるので、長文ですが、こちらをご覧下さい。
foobar2000で音楽サーバ構築



はじめに


せっかくいい音楽を聴くのであれば、いい音楽環境で聴くのがいいと思います。
ましてや、Hayley Westenraの歌声であればなおさら!

ここ10年くらいで、音楽の再生環境も随分と変わってきたようです。

90年代であれば、ピュア・オーディオ(セパレート型のステレオ、単品コンポ、俗称バラコン)でないとやっぱりね、パソコンで音楽?ヘッ、という風潮でした。
もう少し前でも、パソコンで音楽を聴く、と言うと、90年代と同じような反応だったと思います。

しかし、ここ数年でこの状況が変わりつつあります。
いえ、この状況が逆転しつつあります。

ピュア・オーディオで出来ないことが、PCオーディオ(PCを使って音楽を聴く環境)で出来るようになってきています。

例えば、キーワードだけ書きますと、「ハイレゾ音源」。
これを再生出来るのは、PCのみ。これが特権になっています。

今のご時世、PCがあれば本当になんでも出来るようになりましたよね。
しかも、安価になりました。

だったら、それを十分活用し、その恩恵を受けようではないか!というのが、このページの主旨でもあります。

まずは、初級編で、皆さんのPC環境、音楽再生環境の見直しをして頂きます。
そして、その環境を活かすために、再度、リッピング(CDから音楽ファイルを作る)するファイルを見直してもらいます。
これらをするだけで、随分と変わるでしょう。

中級編では、更に進めて、もっといい音楽再生環境を作りましょう、という主旨です。
初級編は、基本的にセッティングの見直しなので、コストはゼロ。
しかし、この中級編では、少しお金を費やして頂きます。
やはりお金を費やさないことには、それなりの音楽再生環境は出来ませんので。全て無料というのも、虫が良すぎます。(笑)
それでも、投資額は、場合によっては2万円程度で済むかもしれませんよ。

上級編では、更に突っ込んで、ここまでの可能性がある、というお話をしたいと思います。


本題に入る前に、まずは、以下のファイルを用意して下さい。
今手元にあるファイルで構いません。ほとんどの場合は、MP3ファイルだと思います。

Prayer(Odyssey)
Let Me Lie(Treasure)

Benedictus(Pure)
Summer Rain(Treasure)

どうして上記4曲か?

前者2曲は、しっとりと聴かせてくれます。
お持ちの音楽再生環境が、それら2曲を涼やかに、美しく鳴らしてくれるかを確認するためのものです。
特にPrayerは、Hayleyの歌声の絶頂期のものです。
(あくまで、2013年現在ということで。(苦笑))
この歌声を綺麗に鳴らすことができれば、言うことなしでしょう。

後者2曲は、お持ちの音楽再生環境のポテンシャルを確認するためのものです。
Benedictusは、最初は静、途中からダイナミックに音が鳴ります。
これをきちんと再現出来るかどうか?
Summer Rainは、ポップス調でありながら、弦楽器も鳴っていますし、何よりも低音部分の音の鳴り方が半端ではありません。
これをきちんと再現してくれるスピーカーであれば、色んなジャンルの音楽を鳴らしてくれることでしょう。
鳴らせないスピーカーは、このボンボンという低音部分がモコモコするはずです。
これの鳴り方をきちんと確認して欲しいのです。

ということで、これら4曲を使って、是非、皆さんの音楽再生環境を見直してみて下さい。


申し訳ないのですが、今回の話は、基本的にはWindows環境です。細かく言えば、Vista以降の環境。
Macでも考え方は基本的には変わらないので、ネットで調べて対応させてみて下さい。


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それでは、初級編から始めてみましょう!